アンティークの食器というと、「特別な日に使うもの」と思われがちですが、ロンドンの人気レストランを訪れて、日常の中でアンティークを取り入れる素敵なアイデアに出会いました。
今回は、ロンドン中心部にある2軒のレストラン、Agrodolce(アグロドルチェ)とBlanchette(ブランシェット)で見た、アンティークスタイルの食器の使い方や、インテリアとしての取り入れ方をご紹介します。特別な道具やコツがなくても、アンティークの器やポットを取り入れるだけで、日常の食卓やお部屋がぐっと雰囲気のある空間に変わります。
Agrodolce(アグロドルチェ):洗練されたローマ料理と、花柄プレートの優しさ
ロンドンのフィッツロヴィア地区にあるイタリアンレストラン、Agrodolceは、ローマの伝統料理を洗練されたスタイルで提供するレストラン。

落ち着いた照明と大理石のテーブルが並ぶ店内は、シンプルで洗練された雰囲気ですが、印象的だったのは、お料理に使われていたアンティークの花柄プレート。






特に印象的だったのは、バースデーデザートに出てきたティーカップ入りのティラミス。カップ&ソーサーの上に小さなキャンドルが立てられ、遊び心がありつつ、どこかクラシカル。アンティークの器だからこそ出せる、特別なひと皿でした。

さらに、テーブルだけでなくインテリアにもアンティークのアイテムがさりげなく使われていました。窓辺には小花が散りばめられた白いチュリーンが置かれ、その両脇にはキャンドル。別の棚には高さのある蓋付きジャーがオブジェのように飾られていました。あくまで自然に、けれど選び抜かれた存在感。空間とのなじみ方が絶妙で、それが空間全体にヨーロッパの古い邸宅のような雰囲気を添えていました。


繊細な花柄のプレートやチュリーンなどは、食卓はもちろん、飾り棚や窓辺にもおすすめ。柄違いのプレートを重ねて使ったり、ティーカップにデザートやお花を盛るだけで、ぐっと特別感が増します。
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Blanchette(ブランシェット)| フレンチビストロの遊び心ある空間
ソーホーにあるBlanchetteは、Agrodolceとはまた違った魅力を放つビストロ。
レンガの壁やアンティークの家具が並ぶ店内は、まるで友人の家に招かれたような温かみのある空間です。
何よりも目を引いたのは、インテリアの細部に使われたヴィンテージアイテムの数々。棚にはアンティークのコーヒーポットやヴィンテージの缶、陶器のジャー、古い料理本が所狭しと並べられ、まるでどこかの家庭のキッチンに迷い込んだような温かさ。
木製キャビネットの中には、ヴィンテージの器や味わい深いポートレート、小さなオブジェたちがぎゅっと詰まっていて、空間全体がストーリーを語っているかのよう。素材もさまざまで、琺瑯、古びた木材、紙ラベルなど、時を重ねた質感が空間に奥行きを与えていました。
すべてが揃っていなくても大丈夫。それぞれが異なる存在でありながら、不思議と調和している。その「ゆるやかな一体感」こそが、心地よいスタイルを生み出していました。
スタイルを取り入れる:
遊び心あるビストロの雰囲気を取り入れるなら、まずはお気に入りの一点から。ヴィンテージのジャーやコーヒーポット、小さなエナメルのプレートなど、飾るだけで空間がぐっと生き生きとします。
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日常に飾るアンティーク
この2軒のレストランが教えてくれたのは、「アンティークの器は特別な日のためだけのものじゃない」ということ。例えば、蓋付きのシュガーボウルを棚に飾ったり、花模様のプレートを本棚にしのばせたり。あるいは、コーヒーポットを花瓶として使ったり。そんな日常使いのアイデアが、空間に自然な彩りを添えてくれます。
収納が「見せるインテリア」になるのも、アンティークの嬉しい魅力。実用性と美しさを兼ね備えたアイテムたちを、もっと自由に、もっと身近に楽しんでみませんか?
お料理を美味しく見せる器
もうひとつの発見は、「アンティークの器に盛りつけると、料理がより美味しそうに見える」ということ。少し歪な縁や、手描きの模様、長い年月を経た色合いには、どこか温かみがあって、見た目にもやさしく映ります。
お客様をお迎えする特別な日だけでなく、自分ひとりのごはんの日にも、そんな器があるだけでちょっと気持ちが豊かになります。
最後に
アンティークの器は、懐かしさやコレクションとしての価値だけでなく、今の暮らしにこそ似合う「個性」や「余白のある美しさ」を持っています。お料理を盛るのはもちろん、インテリアのアクセントとして飾って楽しむのも素敵。お気に入りの小さなスペースに一枚のプレートやポットを加えるだけで、ぐっと空間に味わいが生まれます。
そして、必ずしもセットで揃える必要はありません。少しずつ柄や形が違っていても、組み合わせ方ひとつでテーブルに深みが生まれます。
自分だけの「ミックススタイル」、はじめてみませんか?
記事でご紹介したレストラン:
Agrodolce(アグロドルチェ)
50 Charlotte Street, London W1T 2NX
Blanchette(ブランシェット)
9 D’Arblay Street, London W1F 8DR