フォーリー社製　エドワード7世＆アレクサンドラ王妃 戴冠記念 ティーカップ・トリオ（1902年）｜フルーテッド＆スカラップの英国アンティーク

商品説明：

1902年に行われたエドワード7世とアレクサンドラ王妃の戴冠式を記念して製作された、英国フォーリー社によるアンティークの**ティーカップ・トリオ（カップ・ソーサー・プレートの3点セット）**です。

カップの表面には、英国王室の紋章とアレゴリカルな人物像が色鮮やかに描かれ、「CORONATION（戴冠）」の文字と共に、華やかな戴冠式の雰囲気を今に伝えています。カップ内側にも王冠と月桂樹が描かれており、細部まで丁寧に仕上げられた一品です。ソーサーとプレートには、それぞれ王室モチーフと金彩のモノグラムが施され、セットとしての統一感があります。

いずれのアイテムも、縁にかけてゆるやかに波打つスカラップの縁取りと、立体感のあるフルーテッド（縦溝）フォルムが特徴的で、ヴィクトリア〜エドワード朝期の英国らしい気品あるデザインです。

さらに裏面には、ふたつの英国登録番号が明記されています。

• Rd No. 272101（1896年登録）：器の形状に関する登録
• Rd No. 380408（1901年登録）：戴冠記念の装飾デザインに関する登録

120年以上前のオリジナル品でありながら、3点が揃ったセットで現存するのは貴重で、王室記念品コレクションとしても価値ある逸品です。

フォーリー社について：

フォーリー社（The Foley China Company）は1850年、スタッフォードシャー州フェントンで創業。上質なボーンチャイナによるティーウェアや記念陶器を多数製作し、英国陶磁器界で高く評価されてきました。

1958年にはコールポート社を買収し、1967年にはコールポートのブランドごとウェッジウッド社に引き継がれるなど、英国陶磁器を代表する系譜の一端を担う名ブランドです。

主な特徴：

• フォーリー社製（1850年創業、後にコールポート→ウェッジウッド傘下）
• 1902年製、エドワード7世＆アレクサンドラ王妃の戴冠記念品
• カップ外側に王室紋章とアレゴリカルなデザイン、内側に王冠モチーフ
• ソーサーとプレートも同シリーズの統一デザイン
• 立体感のあるフルーテッド＆スカラップ形状
• 英国登録番号2種（272101・380408）明記
• 120年以上前の本格アンティーク・ティーカップトリオ

サイズ：

ティーカップ

(高さ) 6cm

(直径) 8.5cm

ソーサー

(直径) 14cm

プレート

(直径) 18cm

状態：

ティーカップは非常に良好なアンティークの状態です。ソーサーとプレートの縁に、指先で触れてわかる程度のわずかなざらつきや小さな凹凸がありますが、多くは金彩の下にあり、製造当時からのものと考えられます。目立つものではなく、全体としては時代を超えて残されたとは思えないほど、美しいアンティークの味わいが感じられます。